東工大附属高校サッカー部では、ヨーロッパなどサッカーの本場から多くの技術やトレーニング方法を導入し、独自の形式に変更して練習を行っています。また多くの外部の方にご協力いただき、スポーツ界の最新技術の道具も活用しています。なかには、Jリーグのチームも導入していない機器を体験する事ができ、科学技術高校らしく、サッカーとテクノロジーの融合したトレーニングを実践できています。

 

その中で特徴的なトレーニングの一部をご紹介させていただきます。

シンクロ(同期)した組織でのディフェンス

2014.10.14 選手権予選 国士舘高校戦より

東工大附属では、独自のメソッドによる守備戦術をとっております。かなり専門的な内容になっているかもしれませんが、サッカー関係者をはじめ多くの方にご覧いただければと思います。また、撮影にあたっては、株式会社nSelection小川様にHi-Podをお貸しいただきました。ご協力ありがとうございました。


GPSを活用したトレーニング

東工大附属高校サッカー部では、サッカーデータアナリスト庄司様などにご協力いただき、GPS測定器を用いたトレーニングを行っています。この機器を用いると試合中の走行距離を始め、スプリントの本数や、ジョギングとダッシュの構成比などを計測することが可能です。根性論的な感覚に頼らず、科学的な数値に基づいたトレーニングを行っています。


シンクロユニホーム ~選手の同期性を確認するための練習試合用トレーニングウェア~

清水屋スポーツ株式会社様にご協力いただき、表面が白 背中側が 赤という異なる色で出来ている「シンクロユニホーム」を導入しました。

選手の同期性を確認するうえで有効なトレーニングウェアになっています。選手同士の距離間も大事ですが、身体の角度がチーム全体で統一できているかを

非常に分かり易くチェックすることが可能です。

※撮影には、株式会社nSelection 小川様にご協力いただきHi-Podを利用しています。


Hi-Pod による映像 ~高さ8mからの撮影が可能な特殊カメラ機器~

一般的な学校のグラウンドでは、ビデオを撮影するためのスタンドは設置されていません。そのため、普段のテレビで見るサッカーの試合のような角度からの撮影は出来ないのが当たり前です。しかし、サッカーの場合高い角度からゲームを分析することが、チーム戦術の確認をする上でも非常に有効な映像となります。

東工大附属高校サッカー部では、外部の方にご協力いただき、Hi-Podという特殊カメラ機器を用いてゲーム分析を行わせていただく機会を設けています。


夏合宿トレーニング

2017年夏合宿トレーニングの様子です。

東工大附属高校サッカー部では、毎年新潟県越後湯沢にて6泊7日の夏合宿を行っています。フェスティバルなどに参加するのではなく、集中できる環境で練習を行っています。

多くの外部の方にもサポートいただき、高校のサッカー部としては、他に類を見ない充実したトレーニングメニューを行えていると思います。


体育館でのコーディネーショントレーニング

体育館でのコーディネーショントレーニングの様子です。

東工大附属高校サッカー部では、股関節やハムストリングを上手く稼動することが出来るよう、専門的なトレーニングを行っています。こうしたトレーニングによって、球際の瞬間的なスピードの向上や、ボールコントロールからパスへのスムースな動きなどをトレーニングしています。